介護の現場に初めて入ると、慣れない用語にドキドキしちゃいますよね。「え？それって何？」って聞き返すのも恥ずかしい…。大丈夫です！今日は、現場でよく使う介護用語30個をわかりやすく解説します。これを読めば、きっと自信を持って仕事に臨めるはずですよ。
基本的な介護用語10選
まずは、どの現場でもよく使う基本用語から見ていきましょう。
ケアプラン：利用者さんの介護計画のこと。どんなサービスをどれくらい受けるかが書いてあります。
ADL（エーディーエル）：日常生活動作のこと。食事、入浴、トイレなどの基本的な動作のことです。
IADL（アイエーディーエル）：ADLよりちょっと複雑な生活動作。買い物や掃除、お金の管理なんかがこれに当たります。
バイタルチェック：体温、血圧、脈拍、呼吸をチェックすること。朝一番の大事な仕事です。
褥瘡（じょくそう）：いわゆる床ずれのこと。長時間同じ姿勢でいると出来やすいので要注意です。
インシデント：ヒヤリとしたり、ハッとしたりする出来事のこと。事故には至らなかったけど、危なかった！ってときです。
アクシデント：実際に起きてしまった事故のこと。インシデントの次のステップですね。
リハビリ：機能回復訓練のこと。体を動かしたり、頭を使ったりして、できることを増やしていきます。
ケアマネージャー：介護計画を立てたり、サービスを調整したりする専門職のこと。利用者さんの相談役です。
デイサービス：日帰りで介護サービスを受けること。おうちにこもりがちな人の社会参加にも役立ちます。
身体ケアに関する用語10選
次は、体のケアに関する用語です。これらは毎日の仕事で使うので、しっかり覚えておきましょう。
体位変換：寝たきりの人の体の向きを変えること。褥瘡予防に大切です。
口腔ケア：お口の中を清潔に保つこと。虫歯や肺炎予防にとても重要です。
嚥下（えんげ）：飲み込むこと。食事の時に特に気をつける動作です。
誤嚥（ごえん）：食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと。窒息や肺炎の原因になるので要注意。
ポジショニング：体の位置や姿勢を整えること。快適さと安全を両立させるのがポイントです。
移乗：ベッドから車椅子へ、車椅子からトイレへなど、場所を移動すること。
おむつ交換：文字通りおむつを取り替えること。でも単に取り替えるだけじゃなく、皮膚の状態もチェックします。
入浴介助：お風呂に入る手伝いをすること。転倒に気をつけながら、気持ちよく入ってもらうのがコツです。
食事介助：食事の手伝いをすること。ペースや姿勢、食べやすさに気を配ります。
服薬管理：お薬をきちんと飲んでもらうよう管理すること。量や時間を間違えないよう、細心の注意が必要です。
コミュニケーションに関する用語10選
最後は、利用者さんとの関わりで使う言葉です。心のケアにも関係する大切な用語ですよ。
傾聴：相手の話をしっかり聴くこと。うなずいたり、相づちを打ったりしながら、心を込めて聴きます。
共感：相手の気持ちに寄り添うこと。「そうですよね」って心で感じることが大切です。
バリデーション：認知症の人の言動を否定せず、その人の気持ちに焦点を当てるコミュニケーション方法。
レクリエーション：楽しみながら心身の活性化を図る活動のこと。歌を歌ったり、ゲームをしたり。
セルフケア：自分でできることは自分でやってもらうこと。自立支援の基本です。
エンパワメント：その人が本来持っている力を引き出すこと。「あなたならできる！」って応援する感じです。
ナラティブアプローチ：その人の人生の物語（ナラティブ）を大切にするアプローチ。人生経験を尊重します。
アクティビティ：生活を豊かにする活動全般のこと。趣味や外出なども含みます。
ターミナルケア：人生の最期に向けたケアのこと。その人らしい最期を迎えられるようサポートします。
パーソン・センタード・ケア：その人を中心に考えたケアのこと。一人ひとりの個別性を大切にします。
いかがでしたか？介護用語って、最初は難しそうに見えても、意味を知ればとってもシンプルですよね。これらの言葉を覚えておけば、きっと現場でも安心して働けるはずです。
でも、わからない言葉があったら、恥ずかしがらずに聞いてくださいね。「知らないこと」よりも「聞かないこと」のほうが怖いんです。質問上手は仕事上手の第一歩。どんどん聞いて、もっともっと介護の世界を広げていってください。
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